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中国自動車市場が5カ月連続で低迷にあえいでいる。8月の国内乗用車販売台数は43万4千台で、前年同月比5.4%減少し、前月比でも6%減少した。「国際金融報」が伝えた。
全国乗用車信息聯誼会の饒達秘書長(事務局長)は8日、「9月にガソリン価格が値上がりしなければ、販売台数は前年同期比プラス成長に転じる可能性がある」と述べた。
国はこのところ「ガソリン価格を近く調整する」との情報を度々発している。同会がまとめた統計によると、国際原油価格は値下がりしているが、輸入ガソリンの課税後の価格と国産ガソリンの出荷価格との差額は1千元を超えている。
饒秘書長によると、今年の中国自動車市場は生産・販売台数が1千万台を超える見込みはなく、そのことを議論しても意味がないという。
饒秘書長は「中国自動車工業は現在、重大な転換点にある。乗用車市場は年20%を超える成長率に別れを告げ、今後7年間(2009~2015年)の年成長率は約10~15%になるだろう。こうした巨大な変化は市場が厳しい冬の時代に入ったことを意味しない。
これは、自動車市場の発展ペースが国民経済の発展ペースと釣り合う速度に戻ったことを示すものだ」と話す。
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