海南省鉱業協会によると、海南省鉱物埋蔵量評価専門家チームによる審議認定の結果、同省保亭にある羅葵洞モリブデン鉱床の資源埋蔵量は25万4千トン、潜在的経済価値は約1千億元に達することが判明したという。同鉱は、同省では過去最大の非鉄金属鉱床で、国内で見つかったモリブデン鉱床のうち第10位となる。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
海南省保亭リー族ミャオ族自治県羅葵洞にある大型斑岩型モリブデン鉱床の調査測量結果によると、同鉱床の特徴は、埋蔵深度は浅いが、埋蔵量は大きく、大規模な露天採掘を行うことが可能という。また、同鉱床はモリブデン単味鉱床で、酸性火山岩と花崗岩から成り、鉱石は加工性能に優れ、選別しやすく、回収率が高い。鉱床の採掘技術条件は全体的に見て中程度に属する。
同鉱床の探査権を有する海南金洲城?業有限公司の担当者によると、同社は日間処理能力3万トンの選鉱工場と年間処理能力1千万トンの大型鉱山を建設する計画という。現在の市況にもとづく推計によると、同プロジェクト操業後、モリブデン鉱年産7千トン、年間販売収入13億元、約3千人の就業問題が解決される見通し。同社は採砿権に関する必要手続をスタートさせており、前期投資額15億元、2年以内に鉱山建設をほぼ完成させる計画。
「人民網日本語版」 2008年10月07日
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