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建築ゴミを「屑」から「宝」に変身
発信時間: 2008-10-09 | チャイナネット
 毎日、車に満載されたレンガ・瓦片やセメント廃材が工場に運び入れられる。その後しばらくすると、汚れもなく整った建築用レンガが建設現場に向かって運び出される。これは、山東省イ坊市寒亭区の建築ゴミ再生処理工場での風景だ。

 処理工場に運び込まれたレンガ片、瓦礫(がれき)、コンクリート塊などの建築ゴミは、まず振動機で汚れを落とし、2段階の粉砕処理を経て、グリーンピース大の粒子となる。その後、焼却飛灰、セメント、砂粒、水など各原料と一定の配合割合で混ぜ合わされ、レンガ製造機で直接加圧成型される。処理プロセス全体を通じて焼却や加熱の必要がなく、汚水や煙霧も発生しない。

 建築ゴミを利用したこのレンガ製造プロジェクトは、投資総額3千万元余り、イ坊市第三建築集団と香港培新集団が合資・建設した。米BESSER社の全自動建材生産ライン2本を導入、先進的な建材検測システムを配備している。製造品は、建築工事、市政工事、水利工事、環境保護工事、道路・広場路面の舗装、芝生や土手斜面の舗装など各分野で広く用いられている。

 同プロジェクトの年間生産能力は50万立方メートル、イ坊市および周辺地域で生じる年60万立方メートルの各種建築ゴミを処理することが可能という。

 「人民網日本語版」 2008年10月09日
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