国家統計局が29日に発表した「改革開放経済・社会の発展業績シリーズ報告」によると、30年にわたる改革開放を通じて、中国の農業・工業・商業の産業構造は最適化とアップグレードが絶えず進められ、工業・農業を主体とした構造から、第一次・第二次・第三次各産業の協調発展への転換がほぼ実現、構造面での現代経済の特徴がいっそう顕著になっている。1978年に28.2%だった第一次産業の占める割合は2007年には11.3%まで16.9ポイント低下した。第二次産業は47.9%から48.6%まで0.7ポイント上昇、第三次産業も23.9%から40.1%まで16.2ポイント上昇した。
1979年から2007年までの間、中国の第一次産業は年平均4.6%、第二次産業は11.4%、第三次産業は10.8%それぞれ増加した。大規模な経済構造調整に伴い、就業人口の70%を農業従事者が占めるという状況に大きな変化が起こった。全就業者数に占める第一次産業就業者数の割合は、1978年の70.5%から2007年には40.8%まで低下、第二次産業就業者数は17.3%から26.8%に上昇、第三次産業就業者数は12.2%から32.4%に上昇した。
改革開放30年来の中国の産業構造調整において、サービス業の大発展が最も顕著な特徴として挙げられる。交通運輸、卸売・小売、飲食など従来のサービス業は著しく発展した。1979年から2007年までの間、交通運輸・倉庫・郵政業の増加額は14.4倍増、GDPに占める割合は5.0%から5.9%に上昇した。卸売・小売業の増加額は12.6倍増、GDPに占める割合は6.6%から7.3%に上昇した。また、金融保険、不動産、情報コンサルティング、電子商取引、現代物流、旅行など多くの現代サービス業も急発展を遂げた。
1979年から2007年までの間、金融業の増加額は30倍増、GDPに占める割合は1.9%から4.4%まで2.5ポイント上昇した。海外旅行業収入は2億6千万ドルから419億2千万ドルまで約160倍増、1980年に第34位だった世界ランキングは第5位に躍進した。
「人民網日本語版」2008年10月30日
|