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国際資本市場、中国の企業会計基準に同等性評価
発信時間: 2008-11-20 | チャイナネット

欧州連合(EU)はこのほど第三国の会計基準に国際会計基準との同等性評価を与えるかどうかについて投票を行い、中国の企業会計準則および国際財務報告準則に同等性評価を与えることを決定した。これは国際資本市場が中国の企業会計基準を初めて受け入れたことを意味する。財政部が19日明らかにしたとして、新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

今月14日、EU加盟国の代表で構成する欧州証券委員会(ESC)が第三国の会計基準の同等性評価問題について投票を行うことを決定した。2009~2011年の3年間を過渡期とし、この間EUは中国の証券発行者がEU市場に進出した場合に中国の会計基準に則ることを認め、EU圏市場で採用される国際財務報告基準に基づいて財務報告を調整することは求めない。

財政部の関係者によると、同等性評価が得られたことにより、中国企業のEU市場における上場コストが軽減され、企業の海外進出にプラスになるとともに、EUが中国を市場経済国として承認するよう促進し、中国企業が輸出に際して直面する反ダンピング措置問題を解決し、企業の輸出環境を改善するのにもプラスになる。

会計基準の同等性とは、A国の会計基準とB国の会計基準とが同等の有効性をもつことを指す。この場合、B国で上場したA国企業が自国の基準に基づいて作成した報告などを、B国の監督管理機関は有効であるとして受理することになる。

「人民網日本語版」2008年11月20日

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