今年の春節(旧正月)連休中、国内旅行に出かける人が増え、海外旅行も新たな焦点となった。各地でも観光消費を拡大するべくさまざまなキャンペーンが打ち出され、春節中の旅行が人気を呼び、幸先の良いスタートを切った。
国内旅行市場
内需拡大に観光業が果たす役割は無視できない。春節の大型連休期間中、観光部門は力を入れて伝統行事を豊富に盛り込み、その効果が十分にあらわれた。
北京市観光局は春節期間中、「北京で年越しを」キャンペーンを展開、A級観光地の入場券5万枚を無料サービス、さらに旅行社を通じて2万冊の「消費ガイドブック」をプレゼントした。また、上海近郊のレジャーパーク「東方緑舟」では1月25日から2月9日まで入場料を半額とし、天津動物園で開かれた初の大型迎春縁日のチケットは30元から20元に下げられた。
各地で数多くのキャンペーンが展開され、近場や都市周辺の観光が大いに人気を呼び、江蘇省をはじめ、浙江省や広東省などでは旅行に出かける市民が20%から40%に増加した。北京、成都、天津周辺のツアーは春節前には90%以上の予約が入った。上海の星つきホテルでの年越し晩餐は前年比39%増となった。また、伝統的な縁日や文化イベントなどの会場には人がごったがえし、春節の雰囲気で盛り上がり、観光市場は大いに賑わった。
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