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エアバス「A320」の主翼、100%の中国製造が実現
発信時間: 2009-02-03 | チャイナネット

エアバス社は北京時間の2日に英国・ロンドンで、中国航空工業集団公司、西安飛機工業(集団)有限公司と同社の短・中距離向け旅客機「A320」シリーズの主翼組み立て事業に関する協力合意に調印した。調印式には英国を訪問中の国務院の温家宝総理と英国のブラウン首相が出席した。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。

合意に基づき、エアバス社と西安飛機は同事業での協力を進め、中国で主翼の組み立てとテスト??業界でいう「主翼の第四段階」が行われる予定だ。西安飛機は天津浜海新区に隣接したエアバスA320シリーズ機天津組み立てライン工場エリアに組み立て工場を建設し、組み立てとテストを終えた機体をエアバスの天津組み立て工場に直接引き渡し、エアバスはそこで残りの組み立て作業を行う。

これまで西安飛機が製造した主翼ウィングボックスは、英国・ブロートンの工場に運んで最終段階の加工を行い、再び天津に送って天津で製造中のエアバス機に取り付けるというプロセスを踏んでいた。今後は中国国内ですべての生産工程とテストを行い、エアバス社の天津工場に直接引き渡すことが可能になる。

国内組み立ての主翼第一号は2010年第1四半期(1ー3月)に引き渡しされ、使用される見込み。生産台数は2010年末時点で毎月2機分、2011年末時点で毎月4機分に達する予定だ。

エアバスの主翼・ポッド専門化センターのフリート高級副総裁によると、主翼組み立て事業の順調な進展は、エアバスが承諾したA320機主翼生産技術の中国への移転が実現しつつあることを示している。また工業生産の観点からみて、エアバスの天津組み立てライン近くに主翼組み立て工場が建設されることは、最も効率的なソリューションだといえる。

「人民網日本語版」2009年2月3日

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