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インヘブ社、青島ビール株19.99%をアサヒビール社に売却
発信時間: 2009-02-03 | チャイナネット

青島ビール社は2日、ベルギーのインベブ社が青島ビールの19.99%の株式を日本のアサヒビール社にまもなく売却することを発表した。インベブ社が保有する青島ビール株はこれでわずか7.01%となり、青島ビールグループが保有する30.71%とは大きな開きが出ることとなる。外資によるコントロールに直面していた青島ビールの長年の危機が徐々に解消されようとしている。「第一財経日報」が伝えた。

インベブ社の中国関連者は1日、青島ビール株の売却は、インヘブ社のアンハイザー・ブッシュ(AB)社(バドワイザー)買収によって生じた債務を返済するためだと明かした。今回の売却が完了すれば、アサヒビールグループは青島ビール社の2番目の株主となる。インベブ社は現在のところ、残りの株式を売却する予定はないという。

インヘブ社によると、アサヒビールによる青島ビール株の購入価格は1株19.78香港ドル。青島ビールH株の1月22日の終値より38%高い価格だ。

青島ビール社はこれまで、筆頭株主である青島ビールグループの株式保有率と米AB社の株式保有率27%が拮抗(きっこう)しており、外資企業によるコントロールの危機にさらされていた。この危機は、非流通株改革によっていっそう高まっていた。

インベブ社(新名称:アンハイザー・ブッシュ・インベブ)とAB社の合併プロセスは08年11月19日に完了した。インヘブ社はこれで、AB社が子会社を通じて保有していた青島ビールの株式27%をコントロールすることとなった。だが外資による青島ビールのコントロールの危機は、インヘブ社のAB社買収によって解消されることはなかった。

インヘブ社はAB社買収後、中国のビール産業で大きな優勢を誇るようになっていた。インヘブ社による青島ビール株保有率の引き下げは、中国ビール産業に対するインヘブ社の独占的局面を緩和し、中国市場への大規模参入がならなかったアサヒビールにチャンスを与えるものともなった。

「人民網日本語版」2009年2月3日

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