世界トップレベルの新たなハイビジョン規格を備え、ブルーレイ製品よりはるかに低コストの中国製レッドレイハイビジョンディスク(NVD)プレーヤーと対応ソフトが、先月末に湖北省武漢市の中国光谷(中国オプティカルバレー、東湖ハイテクパーク)で世界に先駆けて発売された。中新網が伝えた。
今回、中国光谷で発売されたNVDプレーヤーは4タイプ・1万台。中国の消費者のハイビジョンニーズや消費力に合わせて設計されており、価格は999元から約2千元。同時に発売された対応ソフトは50種類で、記録用のNVDディスク50万枚も発売された。これらの商品は春節(旧正月、今年は1月26日)期間に爆発的な売れ行きを示し、親戚や友人への春節のプレゼントとして買い求める人も少なくなかった。
今回のNVDには、DVD生産ラインを踏まえた中国企業の生産力がよく発揮されている。既存の光ディスク生産ライン約1千本を利用してただちに生産することが可能で、中国ハイビジョン産業の効果的な発展や世界的な競争力の強化、世界の光ディスク産業の新秩序の構築に結びつくことが期待される。また海外の技術に依拠したり、高額のライセンス料を支払ったりする必要もなくなる。湖北省と武漢市はいずれもNVDを重点戦略プロジェクトと位置づけ、国の支援を取り付けている。
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