日本『毎日新聞』は3月10日、「3国が1隻の船に乗る?中国の台頭により『日米枢軸』が終結」という記事を掲載した。
ヒラリー・クリントン米国務長官は最初の海外訪問先に中国ではなく、日本を選んだ。日本外務省の某関係者は、ヒラリー長官の来訪は「米国が日米同盟を重視していることへの表れ」と賞賛しているが、世界のその他の国はそうは見ていない。米国が発したメッセージは、米国の経済衰退を救えるのは日米パートナーシップではなく、日本、米国、中国の三国同盟であり、「日米枢軸」の時代が終結したことを示している。
世界的な経済衰退と金融危機の背景において、米国は不良資産を処理する資金と公共プロジェクトに着手する資金を必要としており、資金を調達できる唯一の手段は国債を売り出すことである。米国財政部は昨年9月、中国が初めて日本を超える米国債の最大保有国となったことを発表している。
現在、日本最大の輸入相手国もまた中国である。米国は依然として日本最大の輸出相手国ではあるが、日本との貿易総額で言うと、中国は2006年にすでに米国を上回っている。米国がリードする金融自由化の体系の下で、「日・米・中枢軸」は避けられず、日米関係という世界観は徐々に時代遅れとなるだろう。
「チャイナネット」2009年3月24日 |