ボアオアジアフォーラムは今年、金融危機下での開催ということもあり、世界各国からの大きな注目を集めている。フォーラムへの参加者数は歴代を超え、各国首脳や国内外の大臣や官僚らの出席者数も過去を上回っている。中国新聞社が伝えた。
海南省の関連部門は10日、ボアオアジアフォーラム事務局と共同で記者説明会を開いた。海南省外事僑務弁公室の王勝・副主任はこの中で、「今年出席する海外の政界要人には、大統領3人と総理7人、副総理1人が含まれる。前首脳も5人来る。外国の大臣と国際組織からの参加者は11人におよぶ。香港特区の曾蔭権・長官と澳門(マカオ)特区の何厚カ・長官も出席する。国内の部長級の官僚は44人が出席する。出席者の総数は2700人に達し、これまでで最大の規模となる」と語った。
ボアオアジアフォーラム事務局の李倩・新聞総監によると、今年のフォーラムは「経済危機とアジア:挑戦と展望」をテーマとし、▽国際金融システムの改革、▽資本市場はいかに危機を脱するか、▽企業はいかに冬を越すか、▽金融のイノベーションと監督、を重点として検討する。18日の晩餐では、米国のブッシュ前大統領がスピーチをする予定だ。台湾の両岸共同市場基金会もグループで参加する。
今年打ち出された新たな企画の一つは、「アジアの次の優位性」と名付けられたテレビ討論会だ。またフォーラムの開催地である海南省は、同省の中心産業である観光業を初めて議題とし、「金融危機下の国際観光業」と題したシンポジウムを行う。
「人民網日本語版」2009年4月14日