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中国人の購買力も低下 欧米でぜいたく品値下げ
発信時間: 2009-04-15 | チャイナネット

▽中国独自のブランドを育てる

 ブランドは通常、生産国の文化のシンボルと見られている。フランスは世界においてぜいたく品の生産大国として知られ、世界で最もブランド価値の高い15ブランドのうちの半分以上がフランスのものという統計が出ている。ルイ・ヴィトンだけでもそのブランド価値は167億ユーロにのぼり、ルイ・ヴィトンやシャネルといえば、フランスの代名詞となっている。

 楊氏によると、ぜいたく品の消費大国である中国にも同じ悠久の歴史があるが、豊富な文化をもつ老舗が時代の流れに沿わなかったため、現代人に達成感や満足感を与えることができず、ぜいたく品とはいえなくなっている。中国が独自のブランドを育てるには少なくとも30年の時間と努力、それに適した土壌が必要になる。中国は現在高成長期にあり、すぐに富を手に入れられるものの、文化的な素養に欠ける人がまだ多い。富を誇示するために、「レミーマルタン」を飲み、ボトルを投げつけるような変わった消費者が先進国よりも実に多い。これも特殊階級の特殊な現象といえる。

 「人民網日本語版」2009年4月15日
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