オンライン決済の「支付宝(Alipay)」は15日、日本の百貨店「丸井」と協力することで合意にいたったと発表した。丸井が運営するショッピングサイトはこれで、支付宝の国外決済サービスを通じて中国市場に正式に進出することとなる。「北京商報」が伝えた。
通信販売の「ニッセン」が運営するウェブサイトは同様の方式ですでに中国市場に進出している。業界関係者によると、大型百貨店の参入によってこの傾向が新たな段階に入ることが予想される。
中国の顧客を引き付けるため、丸井のショッピングサイトは、支付宝の利用者に向けた一連の販促活動を展開していくことにしている。「今年6月15日から30日までに中国語版サイトで買い物をした顧客は、運送費無料のサービスが受けられるほか、1000円分のプレゼントを受け取ることができる」とサイトの担当者は語る。
業界関係者によると、海外サイトで買い物をする中国のユーザーはまだ多くはないものの、オンラインショッピング市場全体の発展に伴い、電子支払いシステムを利用した国際小売業はますます成長していく傾向にある。
「人民網日本語版」2009年6月16日