東方航空と上海航空の再編の行方が注目を受ける中、東方航空はこのほど、航空機購入の大型契約をパリで結んだ。東方航空は18日、同社とエアバスが合意を結び、約99億元でA320シリーズを20機購入することを決めたと発表した。「上海証券報」が伝えた。
東方航空は仏時間15日、世界の二大航空機メーカーの一つであるエアバスとパリで「航空機購入取り決め」を結んだ。東方航空はエアバスからA320シリーズ20機を購入する。東方航空によると、08年の価格リストに照らすと、エンジンを含む購入総額は約99億1700万元に達する。実際の取引価格はこの価格リストよりも低くなる。
東方航空によると、今回の航空券購入は、国内の旅客輸送市場で増加してきたここ数年の需要に応えるためのもの。中短距離の客運市場における同社の競争力を高め、国内路線網の改善をはかり、経済収益を上げるねらいがある。A320シリーズの従来のデータで計算すると、同社の輸送力は今回の取引によって、08年度の全体の5.44%分高まることになる。
また同社によると、今回の取引資金は、商業銀行の融資などによって調達された。同社資産の負債率を短期的に高めることになるが、日常的な資金の流れや運営持続には影響しない。
「人民網日本語版」2009年6月18日 |