ホーム>>経済>>業種動態
クレジット・デビット一体カード、中国初登場
発信時間: 2009-06-18 | チャイナネット

 

 中国銀行と中国銀聯はこのほど共同で、国内初のデビットカードとクレジットカードの機能を一体化した新型の金融商品「長城貸借一体型カード」を発行した。これは銀聯の最新の標準に合致した新型銀行カードで、1枚のカードに2本の磁気テープが搭載され、2つの銀行口座に対応し、銀行カードがもつ機能をすべて備えているのが特徴だ。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

 中国銀行の責任者によると、同カードは中国銀行の上海市にある支店で試験的に導入がスタートし、また同市内にある約200カ所のネットワーク拠点でカード発行の申請受理と発行業務を行っている。今後は全国規模での展開を検討中という。

 現在、国内市場で使用できる銀行カードには、クレジットカードとデビットカードの2種類がある。クレジットカードは主に買い物に利用され、デビットカードは給与の受け取り・預金や資産管理に適している。どちらのカードにもそれぞれ磁気テープが1本あり、記録できる銀行口座情報は1口座に限られていた。

 今回の新カードは、クレジット口座とデビット口座の機能をカバーしたものだ。2本の磁気テープが備わり、長城人民元建てクレジットカードと長城電子デビットカードのすべての機能をカバーしている。利用限度額内であればカードで買い物ができ、最長56日間まで利息がかからない。また数種類の通貨建ての預金、ファンド、外貨、純金などの資産運用に利用することも可能で、中国銀行のオンラインバンクやテレフォンバンキングシステムでの情報照会、取引、オンライン支払いなどに利用することもできる。

 注目に値するのは、新カードは発行日から即日、クレジット口座とデビット口座との間での貸借サービスを利用できるという点だ。クレジットの支払いをデビットカードから毎月自動的にリボ形式で支払うようにすることができ、カード保有者は返済日を忘れても遅延損害金を支払わなくて済むようになる。

 「人民網日本語版」2009年6月18日

  関連記事
  同コラムの最新記事

· 中証指数の10指数が7月3日に発表

· 欧米の株式市場が下げ止まり落ち着く

· 上海・深セン市場がともに最高値を更新

· 証監会先物二部を正式に設立

· 蘇寧電器、ラオックスの買収を検討中