中国の大手旅行社は20日、上海に皆既日食の観測にやってきた日本人観光客を次々と出迎えている。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
各大手旅行社の統計によると、19日から21日かけて、上海に皆既日食の観察に訪れる日本人観光客は延べ2万人を超えるという。
上海中国青年旅行社は20日、日本人観光客1500人を出迎えた。同旅行社ではこの間あわせて2400人の日本人観光客が中国を訪れるとしており、うち1300人が奉賢区海湾観光区に観測機を設置して天体観測を行うほか、600人は鳥鎮にある農業リゾートパークで観測活動に参加し、あとの400人はそれぞれ上海の金山区と浙江省のジョウ泗島で皆既日食を観測する。
一方、上海錦江旅游有限公司は同日、340人の日本人観光客を空港に出迎えた。日本人観光客は、天文愛好家と一般の観測客に分かれ、それぞれ上海のシャ山観測地点、海天梨園露天バー、上海外灘3号屋上バー、上海恒昇半島ホテルの屋上にあるバーなど絶好の観測地点を選んだ。
上海国旅国際旅行社と上海中旅国際旅行社でも皆既日食ツアーの参加者はそれぞれ1000人余りにのぼるという。
「人民網日本語版」2009年7月21日 |