中国は世界最大のリンゴ生産国および濃縮リンゴ果汁輸出国となり、リンゴ産業の規模が世界1位になった。今年上半期には陝西省の果物・ドライフルーツ輸出量が大幅に増加しており、ここから世界市場における果物・ドライフルーツへのニーズの高まりがうかがえる。陝西省果業管理局が27日明らかにしたとして「中新網」が伝えた。
ここ十数年間で、世界のリンゴ産業の成長に対する中国の貢献度は84%に達した。主な生産エリアは渤海湾地域、北西の黄土高原地域、黄河古道地域、南西の冷涼高原地域。うち陝西省のリンゴ栽培面積は現在国内トップで、世界で最も進んだ優良な品種を栽培し、品種改良率は90%に達する。業界関係者によると、米国市場で消費されるリンゴジュース10瓶のうち7瓶は中国で生産されたもので、うち4瓶は陝西省産だという。
最新の統計資料によると、今年1月から6月にかけて、陝西省産果物・ドライフルーツで検査を経て輸出されたものは累計31万5200トンに達し、金融危機発生前の前年同期に比べ5.43%増加した。うちリンゴの輸出量は12万8100トン(同1.16%増)、濃縮リンゴ果汁は18万7100トン(同8.57%増)。
同局の専門家によると、2007年の同省のリンゴ果汁の平均輸出価格は1トンあたり1171ドルで、現在の国際市場の濃縮リンゴ果汁の平均価格は1トンあたり825ドルだ。こうした価格は、内陸部に位置する陝西省のリンゴ産業が国際市場をより大きく開拓していく上でプラスになる。
「人民網日本語版」2009年7月28日 |