胡潤研究院は上海でこのほど、北京・上海・杭州・深セン・成都・瀋陽の6都市を対象とした「新貴族消費スタンダード報告」を発表した。「中国新聞網」が伝えた。
「新貴族スタンダード」とは、各都市の資産家の固定資産総額と消費総額に基づき、新貴族と認定できる消費能力を定めたもの。報告によると、このスタンダードが最も高いのは、資産8700万元以上で初めて新貴族と認められる北京だ。以下は順に、上海、杭州、深セン、成都、瀋陽とされた。
中国には現在、新貴族と認められる消費能力を持つ人が5万1千人いるという。報告では、各地の資産家の人数や性質が次のようにまとめられた。
▽北京
北京には、1000万元以上の資産を持つ人が14万3000人、1億元以上の資産を持つ人が8800人いる。北京の資産家の特徴は、寛容で懐古的であること。心身を鍛えることや自然回帰に憧れる。
▽杭州
杭州で1000万元以上の資産を持つ人は4万2300人、1億元以上の資産を持つ人は2280人。浙江省の資産家は贅沢(ぜいたく)品の選択がとてもクラシックで、選択にとても自信を持っている。腕時計やジュエリー、名車などを好んで収集する。
▽深セン
深センで1000万元以上の資産を持つ人は4万600人、1億元以上の資産を持つ人は2760人。深センの資産家は、贅沢品は快適な生活方式を代表するものだと考えている。