国家洪水干ばつ対策総指揮部弁公室がまとめた統計によると、年初から今月30日までの間に、全国29の省・自治区・直轄市と新疆生産建設兵団ではさまざまな規模の洪水・冠水災害が発生し、農作物5335キロヘクタールが被害を受け、6736万人が被災し、死亡者は307人、行方不明者は113人、倒壊家屋は26万軒に上った。災害による直接的な経済損失は465億元に達した。努力を重ねた結果、現時点での全国洪水・冠水災害の主要統計指標はいずれも過去数年間の同期の平均値を下回り、特に死亡者数は80％減少し、被災面積と被災者数は40％減少し、直接の経済損失も30％減少した。

　今年は4月1日に増水期に突入して以降、冷たい空気の動きが活発で、例年を超える雨がたびたび降り、一部では非常に強い雨が降り、台風あるいは熱帯性低気圧の上陸が相継いだことなどから、一部の地域で鉄砲水、地滑り、土石流などの災害が発生した。

　「人民網日本語版」2009年7月31日