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李肇星元外交部長 |
低迷に陥っていたグローバル経済に、徐々に復興の兆しがみえている。現在、経済規模が世界2位の日本と3位の中国との協力関係がことのほか重要性を増している。今月6日には中日企業の全面的協力を強化し、中日両国の友好的往来を推進することを目指した「中日企業家フォーラム」が江蘇省南京市で開催された。「国際金融報」が伝えた。
同フォーラムは「国際金融報」社と南京市江寧区人民政府が主催するもの。中国人民外交学会、中国国際貿易学会、商務部アジア司、中国共産党中央対外聯絡部日本処、江蘇省、南京市、日本駐上海領事館などの関係者、専門家、中日両国の企業家約100人などが参加し、直接顔を合わせて交流を行った。
フォーラムでは全国人民代表大会外事委員会の李肇星主任(元外交部長)がスピーチを行い、次のように述べた。中日両国は地域経済で大きな影響を与えうる重要な地位を占めており、中国と日本との協力は、世界3位の経済体と2位の経済体との協力ということになる。中日は省エネや環境保護などの多くの分野で協力を展開し、手を取り合って危機に対処することができる。
李主任は記者の質問に答えた際、次のように述べた。中国経済は迅速に日本を追い抜く可能性があるという見方があるが、これは中国にとってみれば説明が必要ないくつかの問題を見過ごしていることになる。中国との日本との隔たりはなお大きい。中国がしなければならないことは、できるだけ早く経済成長モデルを転換させ、順調に、かつ急速に発展を遂げることだ。これまでのような資源やエネルギーを大量に使用する生産モデルは今後は二度と採用しない。
「人民網日本語版」2009年8月7日