中国移動(チャイナモバイル)は20日、上半期の財政報告を発表した。これによると、同社が上半期に実現した純益は553億元に達し、一日当たりの純益は3億600万元にのぼった。昨年通年の一日当たりの純益3億900万元をわずかに下回った。同社は、一株1.346香港ドルの配当金を支払う予定だ。「京華時報」が伝えた。
一方、20日に発表された別のデータによると、チャイナモバイルの新規ユーザーが大きく減っていることも明らかとなった。7月の新規ユーザーは34カ月ぶりの低水準となった。チャイナモバイル・中国聯通(チャイナユニコム)・中国電信(チャイナテレコム)の電信キャリア3社が20日に発表した7月の営業データによると、チャイナモバイルのユーザーは7月末までに4億9800万件、同月のユーザー増加数は455万3千件。ユーザー増加数は3社の中で絶対的優位を保っているものの、増加率緩和の傾向ははっきりとしている。
通話以外の付加価値サービスは、チャイナモバイルにとって成長の最も速い業務となっている。上半期の同業務の収入総額は598億9100万元に達し、昨年同期から13.66%増加した。収入全体に占める割合は昨年同期の26.95%から28.13%に拡大している。
チャイナモバイルの第3世代携帯電話(3G)の二期プロジェクトは期限どおりに完工した。一期プロジェクトと二期プロジェクトとのネットワーク融合も全面的に完成し、TDネットワークは全国38都市をカバー。ネットワークのクオリティーを左右する技術的問題もほぼ解決し、クオリティーは大きく高まった。
「人民網日本語版」2009年8月21日