今年は10月3日が中秋節にあたるため、国慶節(建国記念日、10月1日)連休と中秋節の祝日とが一体化され、過去に例のない8日間の超大型連休が出現する。天津市の海外旅行を取り扱う旅行社各社は、新型インフルエンザの影響で長らく冷え込んでいた海外旅行市場が、この超大型連休期間には「反転上昇」することが予想されるとして、さっそく対策を練りはじめ、海外旅行ブームの到来を迎える準備を進めている。「今晩報」が伝えた。
一部の旅行社は公告の中で「国慶中秋節連休 心躍る佳き休暇」「国慶節旅行速報」「国慶節を一家で楽しもう」などのコピーを冠した、見る者のこころを踊らせる観光プランを提示する。8日間の連休に合わせて既存のルートを変更したプランを打ち出す旅行社や、7日間・8日間のツアーを集中的に打ち出す旅行社も現れるとみられる。海外旅行は必要な手続きが多いため、海外旅行ツアーが国内ツアーよりも先に打ち出されるとみられる。大亜国際旅行社の責任者によると、新型インフルエンザの影響で長らく冷え込んでいた海外旅行市場は、現在緩やかな回復傾向にあり、国慶節の頃にピークを迎える見込みだ。また国慶節にはハネムーンでの海外旅行もピークを迎える見込み。海外旅行では、欧州方面のオーストリア・ドイツ・スイスツアー、フランス・イタリア・スイスツアー、および韓国ツアー、日本ツアー、東南アジアツアーに人気が集まるとみられ、価格はほぼ昨年並みになるという。なお国慶節の前や10月4日以降に出発するツアーは料金が割安になる見込みだ。
「人民網日本語版」2009年8月21日