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急成長する中国の保険業 保険料収入世界6位に
発信時間: 2009-08-26 | チャイナネット

経済補償機能を土台として発展してきた保険の融資機能は、保険業が金融的な側面を備えていることの具体的な現れだ。改革開放以来、特にここ数年は、国内の資金運用ルートの継続的拡大に伴い、保険業が蓄積する大量の資金が銀行預金、国債、社債、証券投資ファンド、株式、インフラプロジェクトなどに投資され、国の経済建設を力強く支えるとともに、資本市場や通貨市場でますます重要な役割を発揮するようになってきた。現在、保険資金の運用残高は3兆4千億元に達し、うち各種債券として運用されている金額は1兆8千億元に上る。昨年10月に国務院は保険資金が未公開株式に投資される場合の制限を撤廃し、今年2月には「保険法」の改訂作業を経て保険資金の不動産投資(インフラ設備を含む)を認可した。

保険業が一定のレベルまで発展し、社会生活のさまざまな場面に浸透するのに伴い、保険が備える社会的リスクの管理、社会保障の管理、社会的信用の管理といった機能も徐々に知られるようになってきた。最近、公安部の交通管理部門が飲酒運転の摘発記録と保険料率と個人の信用記録の3者を連動させると発表したことなどは、まさしく保険の社会的管理機能を体現した事例だといえる。

中国保険業監督管理委員会(保監会)の呉定富主席によると、現在、保険の発展に有利な条件や積極的な要因がますます増えており、外部の発展環境はますます良好なものになっている。保険業は「業界に従事しつつ全体の局面を考え、業界のことを着実にこなしつつ全体にサービスする」という社会的要請をしっかりと踏まえて、経済社会の発展という大局への結びつきを深め、順調かつ迅速な科学的発展の実現に向けて努力しなくてはならない。

「人民網日本語版」2009年8月26日

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