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中国の工業製品、210種で生産量世界トップに
発信時間: 2009-08-24 | チャイナネット

 毛沢東は1949年、河北省の農村・西柏坡で行った報告で、「中国の近代的な工業は国民経済の10%前後を占めているにすぎず、農業と手工業が90%前後を占めている」と語った。建国当初の中国工業の弱さがうかがえるエピソードと言える。「中国新聞網」が伝えた。

 それから60年が過ぎた今年、社会科学院はその青書で、「中国はすでに、工業化の中期と工業近代化の初期をくぐりぬけた。ここ数年のデータが示す通り、中国のGDPに対する工業経済の貢献率は50%を超えている」との認識を示した。

 工業情報化部も建国60年の発展を振り返り、「中国にはすでに、原材料・エネルギー・設備・消費財・国防科学・電子情報などの分野からなる全面的な工業体制とこれに伴う豊富な産業チェーンが整っている」とし、中国の生産量が世界一である工業製品類が210種余りにのぼることを明らかにした

 ▽世界に広がる「メイド・イン・チャイナ」

 米国人記者のサラ・ボンジョルニさんは04年のクリスマス、受け取った39個のプレゼントのうち25個が中国製であることに気付いた。これに衝撃を受けたサラさんは中国製品なしで1年を過ごしてみようと決心した。サラさんが著した「チャイナフリー」には中国製品なしで生活するのがどれほど難しいかが描かれている。

 サラさんの体験は5大陸の消費者に共通するものだろう。工業情報化部の統計によると、中国の軽工業の輸出は輸出全体の2割を占める。自転車・ミシン・電池・ビールなど100種類以上の製品の生産量は世界一となっている。家電・皮革・家具・羽毛製品・陶磁器・自転車などの国際シェアは50%以上に達する。また繊維工業は、国際競争力が最も強い中国の産業の一つだ。

 90年代、世界では情報化の波が起こり、中国は、電子情報製品の世界最大の生産拠点となった。カラーテレビ・携帯電話・パソコンなどの生産量は世界トップに立っている。

 重化学工業の分野では、中国の鉄鋼生産は世界の4割を占め、世界一の鉄鋼生産国となっている。また石油分留産業も世界第二の規模を誇る。化学工業製品は6万種類余りあり、多くの製品の生産量は世界一に達している。非鉄金属では10種類が7年連続で世界一となっている。レアアースの生産と輸出でも中国は世界を引っ張っている。

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