中国移動(チャイナモバイル)は8月31日、オープンソース技術に基づいた携帯電話OS「Ophone」を発表した。チャイナモバイルによると、レノボ・デル・ドゥーポッド・LG・フィリップス・海信グループなど10社余りのメーカーがOphone携帯の開発に乗り出しており、一部の機種はまもなく発売となる。
Ophoneは、インターネットに対応した携帯電話向けの多機能ソフトウェアプラットホーム。オープンソースソフトウェア技術に基づき、開放的で安全な使いやすく親しみやすいソフトウェア環境が構築された。携帯電話用の多機能ソフトウェアプラットホームが電信キャリアの主導で開発されるのは初めてだ。
Ophoneの開発は07年に始まり、チャイナモバイルが2年余りをかけて開発を完了した。端末メーカー10社余りがすでに、Ophone携帯の開発に乗り出している。
チャイナモバイルの王建宙・董事長(総裁兼任)によると、Ophoneの開発者コミュニティーには3カ月で8000のアプリケーション開発者が登録。Ophoneの発展環境はすでに整いつつある。王氏は、「Ophone以外の進んだ多機能携帯端末ソフトウェアプラットホームが、チャイナモバイルと協力し、Ophoneプラットホームと一緒に成長することを、私たちは歓迎している」と語った。Ophoneプラットホームの発表により、TD-SCDMA産業チェーンは今後さらに発展・改善していく見込みだ。
「人民網日本語版」2009年9月1日 |