中国と中央アジア諸国との間で初めての電子商取引応用プラットフォームとなる「中国(奎屯)-ウズベキスタン商品取引プラットフォーム」が1日に開通した。総合的で国際的、かつ多機能な電子商取引プラットフォームだ。中新社が伝えた。
同プラットフォームは、ウズベキスタンの国営原料商品取引所が中国の新疆奎屯新西亜石油化工有限公司に権限を授与し、中国で建設した唯一の情報・貿易プラットフォーム。中国の貿易ネットワーク化プロジェクト「金関工程」の基幹ネットワークサービスを利用し、同取引所と世界各地の貿易プラットフォーム約250カ所とを結んで、中国国内の事業者と中央アジアや世界各国の事業者とのネットワーク取引を可能にする。
新疆ウイグル自治区商務庁の副庁長によると、ウズベキスタンの取引所は世界の四大総合取引所の一つであり、中央アジア地域最大の電子商取引プラットフォームでもある。新プラットフォームの開設により、国内・海外企業の貿易ルートが一層拡大し、ビジネス効率の向上と取引コストの低下が可能になると予想される。
新プラットフォームは急速に発展するインターネット技術と現代型電子商取引技術を利用し、世界最先端のネットワークセキュリティ製品を採用して、豊富な機能と安全性とを備えた取引システムを実現する。また銀行の決済センターや税関の管理システムに連結し、整った電子商取引センターおよび取引決済サービスシステムを構成するなどして、各業界の現物商品の中・長期取引や取引システムを通じての取引、入札取引、競売取引、現場取引といった多様な電子取引ニーズに十分に対応できるものとなっている。
「人民網日本語版」2009年9月2日 |