中国商務部の陳徳銘・部長は厦門(アモイ)で8日、「中日両国は、科学技術のイノベーションや低炭素経済などの新しい分野の協力で巨大な可能性を持っている。省エネ・環境保護やエコパーク建設、近代サービス業などの分野では特に、チャンスをつかみ、発展を加速する必要がある」と語った。「新華網」が伝えた。
陳部長は同日、「第13回中国国際投資貿易商談会」「中日投資促進機構第16回連合会議」に出席し、中日両国が協力を深めるべき分野として次の3つを挙げた。
第一に、省エネ・環境保護での協力を促進する。中日両国はいずれも世界的なエネルギー消費大国であり、エネルギー分野で共通の利益と協力の利点を持っている。中国は現在、資源節約型・環境友好型の社会の建設を加速している。中国の環境保護産業の生産額は2010年には8800億元に達する見込みだ。第11次5カ年計画(2006?10年)中の環境保護投資は1兆4千億元に達する。中国の省エネ・環境保護市場には巨大なビジネスチャンスがある。日本は、汚水処理・エコ住宅・エコカー・再生可能エネルギーなどの分野で世界トップレベルの技術を持っている。日本との協力は中国にとっては重要な意義を持っている。
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