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証監会、M&A・再編の第二期審査委員会を設立
発信時間: 2009-09-29 | チャイナネット

 中国証券監督管理委員会(証監会)の新たな上場企業合併買収再編審査委員会がこのほど、設立大会を北京で開催した。「上場企業合併買収再編審査委員会を発行審査委員会に設立することに関する決定」を証監会が発表して以来、第二期の上場企業合併買収再編審査委員会となる。

 証監会の尚福林・主席によると、「株式分置改革(非流通株改革)」がほぼ完了したのを受け、資本市場の資源配置という機能は全流通制度のもとでさらに高まった。上場企業のM&A(合併・買収)や再編の件数は増加し、取引規模は拡大し、取引方式のイノベーションや多様化も進んだ。「構造調整によって産業を興す」ことを目標としたM&Aや再編は大きな成果を上げた。経済構造の調整や経済発展方式の転換、産業技術の進歩などを進める面で、資本市場は積極的な役割を果たしている。

 尚福林・主席によると、合併買収再編審査委員会の仕事は、資本市場の健全な発展やM&A・再編の機能の発揮にかかわる。厳格な要求と管理を実施し、信頼を構築しなければならない。同委員会の委員は、M&Aや再編のクオリティーの監督者であり、大きな任務を負っている。高い専門能力が必要となるだけではなく、社会的な責任感や歴史的な使命感を持ち、社会の期待や市場の委託に応えなければならない。

 統計によると、06年から09年上半期までに、123社の上場企業が、産業の統合とグレードアップを目的としたM&Aや再編を行った。取引金額は8334億元に達した。上場企業の純利潤・総収入・総資産はM&Aや再編の後、2倍から4倍に増えている。「中国アルミ」「中国船舶」「中国遠洋」「長江電力」「海螺セメント」「青島海爾」など国際競争力を持つ企業もM&Aや再編を通じて生まれた。「東方電汽」「武鋼株式」「葛洲ダム」「上海汽車」「攀枝花鋼鉄・鋼バナジウム」なども全体上場を果たしている。

 「人民網日本語版」2009年9月29日

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