プライスウォーターハウスクーパース (PwC)が6日に発表した研究報告によると、新興市場国の都市の経済力が今後ますます強まるとみられる、2008年から2025年にかけては、世界の都市全体の国内総生産(GDP)ランキングでこれらの都市の順位が急激に上昇することが予想される。上海市は08年の25位から25年には9位に上昇し、現在の上位30都市の中で経済成長率がトップになる見込みだ。インドのムンバイは29位から11位は、北京は38位から17位への上昇が予想される。
08年には世界大都市上位100都市のGDPが世界全体のGDPに占める割合は30%に達し、一部の都市ではGDPがスウェーデンやスイスといった中等国のGDPを上回った。
08年の都市ランキングによると、メキシコ・メキシコシティやブラジル・サンパウロなどの新興市場国の都市は、すでに上位10位に名を連ねている。アルゼンチン・ブエノスアイレスは13位、ロシア・モスクワは15位。05-08年に目覚ましい経済成長を達成したことから、上海とムンバイは一躍ベスト30入りを果たした。30位以下にも急速に発展する新興経済体の都市が多数控えており、ベスト30入りの機会を虎視眈々とうかがっている。
「人民網日本語版」2009年11月9日 |