中国国家発展改革委員会(発改委)は26日、2008年に中国が新たに許可した100万キロワット級の原子力発電ユニットは14基、これで建設中発電ユニットは24基、設備総容量は2540万キロワットに達し、建設中原子力発電ユニットの規模は世界最大となったと発表した。
発改委が発表した『中国の気候変動に対する政策と行動――2009年度報告』によると、2008年で中国では11基の原子炉が建設、稼働された。設備容量は910万キロワットに達し、中国の総電力設備容量の1.3%を占める。
中国国家エネルギー局の責任者は先ごろ、エネルギー構造を合理化し、クリーンエネルギーを発展させ、低炭素経済の発展を促進し、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出を削減するため、中国は原子力がエネルギー構造に占める割合を大幅に引き上げると発表している。
『報告』によると、中国は近年、再生可能エネルギー、新エネルギー、天然ガスなどの無炭素エネルギーと低炭素エネルギーの発展を重視している。中国の水力発電の設備容量と発電量は長年にわたって世界一を維持。風力発電規模は3年連続で倍以上の伸びを見せ、設備容量は昨年だけで614万キロワット増加し世界2位につけている。太陽エネルギー湯沸かし器の集熱面積は1億2500万平方メートルに達し、世界の60%以上を占め、長年世界1位をキープしている。
2008年末現在、中国の再生可能エネルギー(大型水力発電を含む)と原子力エネルギーの消費量は約2億5000万トン標準炭に達し、一次エネルギー消費量の8.9%を占める。
「チャイナネット」 2009年11月27日 |