広州の南沙港に停泊する「新埔洋」号

中国が独自で開発・設計した巨大タンカー「新埔洋」号が1月22日、広州の南沙港で中国海運集団に引き渡された。

これにより、華南地区が10万トン以上の大型船舶を建造できないという歴史は覆されたことになる。「新埔洋」号は広州中船竜穴造船有限公司と中国船舶海洋工程設計研究院が共同で開発・設計し、全長333メートル、幅60メートル、船上の建物は6階建てとなっている。また、甲板の面積はサッカー場4つ分の広さで、ヘリコプターの離着陸場もある。

「新埔洋」号は引火点60度以下の原油30万8000トンを積載でき、速力は15.7ノット、時速30キロメートルに相当する。航続力は約2万海里。