中国とブラジル、1900億元の通貨スワップ協定を締結

中国人民銀行のウェブサイトによると、中国人民銀行とブラジル中央銀行は26日、1900億元相当の二国間通貨スワップ協定を締結した。これはBRICSが金融市場の動揺の防止、金融の安定維持で協力を深め、為替変動リスクを回避し、為替手数料を減らす方針を固めたことを示すと見られている。中国は20の経済圏と通貨スワップ協定を締結したほか、ロシアと二国間の自国通貨建て決済の協定を結び、限度額は2兆元超となっている。専門家は、人民元国際化を推進するには資本面の取り組みを強化し、投資家にさらに多くの選択肢を与える必要があると話す。

市場では、中国人民銀行はその他のBRICSの国とも通貨スワップ協定を締結するほか、BRICSの外貨準備基金の設立などのさらに多くの金融分野や経済貿易分野の協力を行うと見られている。

「中国網日本語版（チャイナネット）」　2013年3月28日