第7回夏季ダボスフォーラムが11日より中国の大連市で開かれる。今年の「革新は必要不可欠」というテーマは、中国新指導部の未来の施政方針を説明した。

中国政府の革新に対する見識と決意は、一連の新たな措置により明確に世界に伝えられた。行政のスリム化、上海自由貿易区試験区の設立、経済成長率の自主的な抑制、財政・税制・金融体制改革の深化といった明確なシグナルは、中国経済が「革新のボーナス」を引き出す遠大な前景を浮き彫りにした。

スタンダードチャータード銀行の中国経済専門家のスティーブン・グリーン氏は、「中国中央政府は半年未満の時間で、4回に渡り200項目以上の行政審査・批准権を移譲した。指導部は明確な改革の日程表を示しており、本格的な取り組みが始まりそうだ」と指摘した。