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japanese.china.org.cn | 11. 11. 2013

国際健康フォーラム 北京で開催 「鎮江生態ニューシティ」が健康生態都市のモデルに

タグ: 鎮江生態ニューシティ 周牧之 東京経済大学  渋谷健司  山本和彦  土屋了介

 

東京経済大学教授、鎮江生態ニューシティのマスタープラン総括周牧之氏

鎮江生態ニューシティのマスタープラン総合プロデューサー・総括を務める周牧之教授は、分科会で同計画の概要を紹介した。鎮江市は2012年に鎮江生態ニューシティのマスタープランを作成した。220平方キロメートルの計画地区に人口100万人規模の生態ニューシティを建設する計画で、都市造りと環境保全そして地域医療など課題の解決をはかる。同計画の専門家チームは中国、日本、欧州の世界トップレベルの専門家で構成され、中国の都市化のモデル都市造りに挑む。

同マスタープランをまとめた周牧之教授によると、鎮江生態ニューシティの最大の特徴は、モジュール都市のコンセプトと手法を全面的に用い、都市造りの過程でこれまで直面してきた多くの課題の解決をはかる点にある。まず徒歩圏をベースにモジュールを形成し、各モジュールは住、職、遊、医などの複合的な機能を備える。交通、エネルギー、通信、上下水道などの「都市ネットワーク」によって複数のモジュールを繋げ、中型都市を形成する。さらに「都市ネットワーク」は5つの中型都市を繋げ、鎮江生態ニューシティを形作る。

モジュール都市コンセプトは、通勤や生活での長距離移動の負担を軽減し、都市の医療、教育、娯楽など資源の過度の集中による弊害を減少させる。

周牧之教授はまた、「ニューシティの計画区域の約65%は鎮江市が元来持つ各種生態の特質をうまく利用し、土地の状況に応じて耕地、水道、緑化の区域を残す。開発に使う区域は約35%に限る」と紹介した。鎮江生態ニューシティは集約的土地利用の新モデルを模索し、真に立体的で住みやすく、ストレスの少ない都市を目指し、中国における「都市病」の解決の模範となる試みである。

 

 

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