写真は第84回ジュネーブ国際モーターショーで公開された韓国ヒュンダイモーターのコンセプトカー、イントラード（INTRADO）。車体には炭素繊維強化プラスチック（CFRP）、内装には黒とオレンジ２色の炭素繊維素材が用いられ、外観は未来感が演出されている。イントラードに搭載されたパワートレインは水素燃料電池で、さらに36kWhの容量のリチウムイオンバッテリーが搭載され、排出されるのは二酸化炭素などの温室効果ガスではなく水だけ。

世界五大モーターショーの一つといわれる今回のジュネーブモーターショーは４日からメディアに公開されたが、世界の主流メーカーが発表するさまざまな新車種やコンセプトモデルの中でも、「ゼロ排出」自動車への注目はスーパーカーをも凌ぐ勢いだ。今回のモーターショーで各メーカーが世界、欧州、スイス初公開となった自動車は合わせて160車種に上り、多くのメーカーが続々と「ゼロ排出」コンセプトの自動車を展示した。主催者側によると、「ゼロ排出」型の自動車は20車種を超えたという。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2014年3月8日