自動車の他に、世界を席巻できる日本製品はあるか?

自動車の他に、世界を席巻できる日本製品はあるか?。

タグ: 自動車,日本製品,円相場,貿易赤字

発信時間: 2014-02-08 16:43:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本経済新聞の中国語版「日経中文網」の報道によると、財務省はこのほど2013年貿易収支を発表し、昨年の日本の貿易赤字の記録更新を示した。日本は長期的に貿易立国の路線を歩んできた。自動車や家電などの日本製品が世界を席巻し、日本人に食い扶持を奪われた米国人が白昼堂々と日本の自動車や家電を破壊した光景が、まだ多くの日本人の記憶に留められていることだろう。しかし自国が貿易赤字国になるとは、想像できなかっただろう。

米国の貿易赤字は、米国人が借金をして良い生活を送るためのものだ。日本はこれとは異なり、この3年の間にエネルギー輸入額が急激に増加し、赤字の原因になった。2011年3月11日の東日本大震災と津波により、原子力発電所が破壊された。放射能漏れに対する対応のミスが重なり、日本政府は輿論の圧力を受け、すべての原発の稼働停止と安全検査を余儀なくされた。それまでの日本社会の電力のうち、約30%は原発によって賄われていた。原発の全面的な稼働停止後、火力発電により電力の不足分を補うしかなくなり、輸入天然ガスなどのエネルギーの支出が激増した。悪いことは重なるというが、ドル円相場が昨年大幅に低下し、貿易赤字の記録更新の主因となった。

円安は、アベノミクスがもたらした重大な成果だ。歴史に類を見ない量的緩和策は円安を加速し、自動車・鉄・家電などの輸出主力商品の価格競争力を高めることができる。輸出企業の業績改善が大幅な株高をもたらし、株と不動産のダブル高騰による資産効果が内需を刺激する。過去1年間は、アベノミクスの狙いがほぼ実現された年となった。円安は効果てきめんの薬となった。昨年の貿易赤字の記録更新は、円安政策の見直しを迫る可能性がある。なぜなら、昨年の貿易収支のうち最も注目すべきは貿易赤字の規模ではなく、円安が輸出拡大をもたらさなかったことだ。価格要素を除くと、輸出額はむしろ2%弱減少した。この原因は、多くの日本企業が過去10数年に渡り、生産拠点を海外に移転したことだ。またスマートフォンの輸入が増加を続け、赤字規模が拡大した。日本製の携帯電話の販売は海外で低迷しており、日本国内市場でも脇役になっている。国産好きで知られる日本の消費者の多くも、「アップル教」を信仰しているほどだ。自動車の他に、日本には世界を席巻できる商品はあるだろうか?貿易赤字は多くの日本人に、反省の機会を与えている。

ドル円相場が100円を突破すると、円安の副作用が現れ始めた。食品などの多くの日用品は輸入に依存しており、円安後の輸入製品は価格が全面的に上昇した。日本は4月に消費増税を迎えるが、これは多くの低・中所得者にとって、まさに泣きっ面に蜂だ。円安は今年に入ってから株価を上昇させていない。アベノミクスのこの手段は、すでに効果を失い始めているようだ。

多くの専門家は、円安が日本経済に与える利益は弊害を上回ると指摘しているが、どのようなことも適切な程度を把握する必要がある。日本経済が持続的な回復を実現するためには、円安に依存するだけではなく、内需を刺激することがより重要だ。世の中にタダのものはないと言われるが、アベノミクスは今年、試練を乗り切れるか否かの正念場を迎える。

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