中国商務部が6日に発表した情報によると、旧正月の元日から初七日(1月31日―2月6日)にかけて、中国国内の小売業と飲食業を合わせた売上高は約6107億元に上り、昨年の旧正月連休に比べ13.3%増加したことが分かった。
商務部の情報によると、各地方では食料品や衣類の売上が伸びており、中でもコストパフォーマンスの高い実用的な商品が人気で、デジタル製品や宝飾品などの高価格帯の商品の売上も比較的速いペースで伸びている。一方、高級ギフトの売上は大幅に下げっており、福建省・福州市のデパート・スーパーにおけるギフト用の高級なお酒の売上は前年同期比で70%前後減少している。河南省・洛陽市の高級たばこ・酒の販売量も前年比で4割近く減少した。
また、今年の冬は暖かく、春物の衣類が例年よりも早く売り出されたことで、衣類関連小売企業の売上高は前年同期比で、黒竜江省が35.1%増、福建省が32.3%増となった。最新のデジタル製品やスマート家電も人気を集めており、河北省における携帯電話・パソコンなどのデジタル製品の売上高は倍以上の伸びを実現した。家電の売上高を見ると、甘粛省は前年比で61%増、湖北省は前年比で26.3%増となった。また、うま年にちなんだ宝飾品が売り上げのピークを迎えている。