ウォール・ストリート・ジャーナルは17日、「中国経済は世界経済成長の主要けん引力だ。中国経済の減速によって、大豆、原油、鉄鉱石、銅鉱石といった中南米諸国の豊富な各種資源価格が大幅に低下した。経済の成長力不足ひいてはマイナス成長で、中南米諸国のインフラ整備が苦境に直面している。そのため、中国の投資を渇望している」と報道した。報道を引用したブラジル中国問題の専門家ロバート・トマス氏は、「我々のドアは中国に全開している」と話した。
一方、中国総理は世界各地で中国高速鉄道などのハイエンド製造業に海外進出のチャンスを探求している。昨年、中南米に対する中国の融資総額は220億米ドルに達しており、世界銀行と米州開発銀行の合計金額を抜いた。中国企業も投資の重点を原材料から製造業や農業プロジェクトに向けるようになっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年5月19日