中国の習近平・国家主席の米国公式訪問という「大作映画」は、今年2月の「予告編」の発表当初から高い期待が寄せられている。「大作映画」の「興行収入」も、人々の想像を超えるものだ。習主席の訪米で、中米両国の協力関係は新たな段階を迎える。日程によると、中米双方は経済・貿易、エネルギー、人文、気候変動、環境保護、金融、科学技術、農業、法務、防衛、航空、インフラなど多分野にわたる共通認識で合意し、協力協定を締結する見通し。また、注目されている国際問題をめぐって踏み込んだ意見交換を行い、協調関係の一層の強化を図る。
習主席の訪米に先立って、経済・貿易の幅広い分野で双方の利益に合致する豊富な成果を上げられるよう、中米両国の作業チームは緊密な協議を積み重ねてきた。中米の経済交流・協力は両国の経済に新たなエネルギーを注入する。
世界一の経済大国として、米国は積極的に他国との経済協力を推進する必要がある。世界第2位の経済大国である中国が世界経済で果たす役割は軽視できない。世界経済をリードする中米両国の交流・協力は、両国の間で「ウインウイン」関係を築くだけでなく、周辺国や経済・貿易面で協力関係のあるほかの国々の発展につながる。中米の経済協力は単なる両国間の協力にとどまらず、世界経済の発展にも大きく寄与する。