習主席は、中国は中高速の経済成長を維持する自信と能力を持つと強調した。中国は世界経済が最も困難な時期に、成長けん引の重責を担った。中国経済は今年7%前後の成長を実現する見通しで、依然として世界経済の成長分の約3分の1を占め、依然として世界経済の重要な動力源となる。中国は今後5年間に渡り、革新・調整・グリーン・開放・共有の発展理念に基づき、革新駆動型発展戦略に取り組み、工業化・情報化・都市化・農業現代化の同時発展を図る。グリーン・低炭素発展の方針を堅持し、環境の質を改善する。世界経済との深い融合を堅持し、「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)の提案を実行に移す。国民生活の全面的な保障と改善に注力し、発展の成果をより多く、より公平に国民全体に行き渡らせる。
習主席は、国際通貨基金(IMF)の特別引出権(SDR)の審査に関する報告書は、人民元が「自由に使用可能」という基準を満たしているとし、構成通貨に採用することを提案したと指摘した。中国はこれを歓迎し、SDRの代表性と魅力を高め、国際通貨枠組みを改善し、世界の金融安定を促すと考える。中国は今月末に開かれるIMF理事会の議論で、積極的な結果が得られることに期待する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年11月16日