中国財政部の肖捷部長
今年の政府活動報告と予算報告で全国財政赤字率が3%に設定され、私はこの数字が前向きなものと考えている。今年の赤字率が昨年と変わらない、もしくはほぼ横ばいとなっても、赤字額はGDPの成長に応じて増えることになるからだ。我々の試算によると、今年の赤字額は昨年に比べて2000億元増える見込みで、減税政策と重点分野向け支出保障には十分な規模となる。
赤字率も比較的妥当な水準だと思う。『ブルームバーグ』の記者の方も、中国政府の債務率が他国と比べて低く、現在の赤字額にもまだ余裕があることがお分かりだろう。