中国の第13期全国人民代表大会第1回会議プレスセンターは3月7日(水曜日)午前8時50分に、梅地亜中心(メディアセンター)多機能ホールで記者会見を開いた。中国財政部の肖捷部長、史耀斌副部長、胡静林副部長が、「財政・税務改革及び財政活動」に関する国内外記者からの質問に答えた。
人民日報の記者は「李克強総理は政府活動報告の中で、この5年間に渡り中国は率先して大幅減税・費用削減に取り組み、市場主体の負担を3兆元以上軽減したと指摘した。また減税・費用削減に取り組みつつも、昨年の財政収入は7.4%増と、依然として高い伸び率を示した。なぜこのような現象が生じたのだろうか。今年の減税・費用削減政策について、詳細に説明してもらうことは可能か」と質問した。肖部長は次のように回答した。
わが国の現在の税収は間接税が中心であり、税収は工業製品の価格に対して比較的敏感だ。その影響を受け、税収増に対する変化も直接的だ。近年続けている減税・費用削減政策により、新たな税源を育成し発展させている。これは財政収入増の源になっている。昨年は国内外の需要が回復し、商品の輸入量と価格が増加した。これにより中国の輸入税が大幅に増加した。
上述した要素の働きにより、中国の昨年の財政収入は前年比7.4%増となり、伸び率が2016年を2.9ポイント上回った。これはわが国の経済発展が、総量の拡大だけでなく、質と効果の向上を実現したことを裏付けている。