質問に立つ中国網(チャイナネット)の楊雲鵬記者
農業モデルチェンジ・アップグレードには、3つの面がある。まず、農業政策の増産から質向上への転換の加速で、これには財政政策が含まれる。我々は財政部と共に、グリーン発展を中心とする財政補助政策を策定中だ。次に、発展方法の資源消費に依存する荒削りな経営から、資源節約の持続可能な発展への転換だ。それから、農業科学技術の増産から、品質・安全・効率・エコへの転換だ。これは農業発展モデルチェンジ・アップグレードの要求であり、どの方向にいかに転じるかという中身でもある。
モデルチェンジ・アップグレードにより、わが国の農業は現状を踏まえた上で水準を高めなければならない。まとめるならば、モデルチェンジの目標は「6つの高」だ。一つ目は製品の高品質だ。グリーンでブランドのある農産物を増やし、個性的かつ多様で、高品質を求める消費の需要を満たす。二つ目は産業の高利益・効果だ。農業の収益を拡大し、付加価値を高める。三つ目は生産の高効率だ。農業生産をよりグリーンにし、労働生産性、土地生産率、資源利用率を全面的に高める。四つ目は経営者の高素養だ。新型職業農家は農業生産・経営の主力軍になる。各種形式の適度な規模の経営が、現代農業発展のけん引力になる。五つ目は高い国際競争力だ。中国の農産物は国際市場で席を占めなければならない。中国は農業大国であり、中国の農業貿易は大国の地位と合致しなければならない。六つ目は国民の高所得だ。新型経営主体の所得を増やすと同時に、小規模農家の所得を拡大する。この「6つの高」、農業のモデルチェンジ・アップグレードを実現できれば、新時代の中国の農業はより良いビジョンを手にするだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月7日