国家自然科学基金が改革試行へ　国家重大戦略を支援

　そのほか、基金委員会は先進科学と国家ニーズを合わせて学科を配置し、試行地先行と段階別という形で改革を進め、改革のロードマップを作成する。

　基金委員会は2018年、以下の作業を重点的に行う。

１．審査・評価手順に厳格に基づき、科学基金の各種プロジェクトの審査・管理作業を規範的・秩序的に行う。審査の公正性への影響と不当行為を防止・管理する。委員会に駐在する監督管理と審査の専門家が公正に調査し、承諾・規定違反のある責任者を取り締まり、科学基金の公正さを守る「警戒線」を張る。

2．国のその他の科学技術人材との連携を強化し、人材プロジェクトの異化、重複支援と人材プロジェクトへのレッテルを避け、人材プロジェクトの本質回帰を促す。青年人材の科学難題、技術問題への参与を奨励し、「10年かけて刀を磨く」という粘り強さでイノベーションを図る。

3．科学基金の資源配分を引き続き合理化する。先進分野の重大科学問題の研究を重点的に支援し、戦略的コア技術関連の基礎科学研究を優先的に支援し、革新的な飛躍につながる可能性のある分野に注目し、科学部の試行を奨励し、非共通認識のイノベーション研究プロジェクトへの支援スタイルを見直す。香港・マカオ地区の科学研究員向けの科学基金プロジェクト申請の実施プランを検討する。