「海洋石油791」検査船プロジェクトチームの総経理、丁長健氏によると、海底パイプラインは石油・天然ガス田にとって命綱のような存在だという。海底パイプラインにとって「海洋石油791」はドクターであり、専用の測定装置はCT(コンピュータ断層撮影装置)に相当する。「健康診断」の検査項目には、海底パイプラインの検査や保守、後続評価などが含まれる。
国際的なパイプラインの完全性管理という先進的モデルや通常方式を参考に、専用の船舶と設備で定期的に海底パイプラインシステムに巡回検査を行うもので、欠陥や損傷の有無を随時検査でき、海底パイプラインの管理水準が向上するため、海洋生態環境の保全につながる。
近海の資源-環境-生態の総合的な科学調査や、海洋災害発生時の緊急調査や評価作業、陸と海のデータ収集などが行え、関連機関の研究用に安全かつ便利なプラットフォームを提供できるとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月6日