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japanese.china.org.cn |25. 09. 2018

中米経済・貿易摩擦白書 「米国が損」に論拠なし

タグ: 中米貿易摩擦

商務部国際貿易交渉代表兼副部長の傅自応氏


 同白書はまず、貨物貿易、サービス貿易、相互投資などの多くの角度から、中米経済・貿易関係の互恵・ウィンウィンの特徴を系統的に論述し、双方が多くの利益を得ていることを指摘した。特に米国は中国との経済・貿易交流において、広く大きな経済の利益を手にし、中国の発展がもたらしたチャンスと成果を共有している。いわゆる「米国が損」には論拠がない。同白書は次のように指摘・強調した。


 米国は第二次大戦後の国際秩序と多国間貿易体制の主な建設者・参加者であり、多国間貿易ルールを率先して遵守し、世界貿易機関の枠組み内で紛争解決手続きによりその他の加盟国との貿易摩擦を適切に処理するべきだ。しかし米国側は一方的に「米国ファースト」を強調し、国内の問題を国際化させ、経済・貿易問題を政治化させている。中国と他国の利益を損ねたばかりか、米国自身の国際的なイメージを損ねた。最終的には必ず米国の長期的な利益を損ねることになるだろう。


 現在の世界経済は世界金融危機の影から抜け出したばかりで、回復の流れはまだ堅固ではない。しかし米国側による一連の保護貿易主義の措置は、国際経済の秩序を破壊し、世界のバリューチェーンと国際分業体制に衝撃を及ぼし、市場の見通しをかき乱した。世界経済回復の最大の不確実要素、リスク源になった。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年9月25日

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