『オランダ放送協会』は、中国とオランダの企業が、両国首脳の立会いのもと「感動的な」調印式を行ったと報じた。また、『アルヘメーン・ダフブラット』は、「中国と手を組むことは、世界に勝つことに等しい」ため、李克強総理の訪問中にオランダ企業が「中国の総理と先を争って握手した」と伝えている。
オランダの企業家たちは、中国の巨大な消費市場や、中国政府の持続的な開放拡大とビジネス環境合理化に取り組む努力が、彼らを引き付けるポイントになっていると話す。現地時間10月16日開催の両国企業家円卓会議で、KLMオランダ航空CEOは李克強総理に対し、中国が非常に重要な市場であるとの見解を示した。ワークスは複数のメディアに、企業が再び対中投資を選んでいることについて、「中国の政務の効率が一層上がり、政策決定のスピードも速くなった」ためと説明。ロイヤル・ダッチ・シェル天然ガス・エネルギー総裁は、「中国の開放政策の恩恵で、当社は急成長を成し遂げた」としている。
李克強総理は今年7月にも、ドイツでメルケル首相と共に、独BASFグループが中国で100億ユーロを投じて100%出資の精密化工一体化拠点を建設することをめぐるビッグ投資取決めの締結に立ち会ったことがある。また、9月初めに、米エクソンモービル会長が中南海紫光閣で李克強総理と会談した際に、同社は100億米ドルの対中投資を行い、100%出資の石油化学プロジェクトを進めることを表明した。世界経済が不確実性を増す中、各国企業の中国との協力意欲が高まっていることが伺える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月18日