第1回中国国際輸入博覧会が10日、順調に閉幕した。11日にはネット通販の祭典、天猫(Tmall)の「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)が10周年を迎えた。
578億3000万ドル(約4022億元)と2135億元は、輸入博覧会とダブル11が発表した取引額だ。2つの1000億元クラスの取引リストの背後には、「大海原」のように壮大な中国内需市場と、ほうはいたる「波濤」のように強大な中国経済発展のパワーがある。
アリババ・グループの張勇CEOは、「当社のプラットフォームを通じ、今後5年内に2000億ドルの輸入品を中国市場に進出させ、革新的な手段によりこれを中国人の家庭と食卓に直接届ける。ダブル11が中国から世界に浸透し、世界のダブル11になることを願う」と表明した。
オンラインとオフラインの連動は、大規模輸入、大規模消費の促進を実現する有力な手がかりをもたらした。国家会展センター南側の、緑地世界商品貿易港がこのほど正式に「開港」した。緑地集団の張玉良会長によると、貿易港には41カ国の112の企業・組織が入居している。緑地集団が輸入博覧会の会期中に契約を結んだ、トルコのひまわり油やベトナムのドラゴンフルーツといった海外商品の「ニューフェイス」が、オフラインの実店舗に並べられている。