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japanese.china.org.cn |29. 03. 2019

李総理がボアオで発信した中国対外開放の重要なシグナルとは?

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 【李克強総理:中国は外商の合法的な権益保護を強化する】


 李総理は演説で、「我々は国内外の企業に平等に対応し、各企業の合法的な権益を確実に守る」と述べた。知的財産権の保護は中国政府の一貫した立場だ。特許法修正案の審議について全人代常務委員会で具申されたが、今回の修正で罰則規定が一段と厳しくなり、法定賠償額が大幅に引き上げらる見通しで、特許権を大きく侵害した者には払いきれない代価が課せられる。技術移転の強要も禁止する。我々は発表したことは必ず実行し、法に違反した者は法に依り厳粛に処分する。また、外商投資企業からの苦情申立に関する制度を整備し、政府と外商の意思疎通と協調を円滑に進めることで、外資系企業の合法的な権益保護に向けた効果的なプラットフォームを整える。


 【李克強総理:中国は金融業の対外開放を持続的に拡大する】


 李総理は演説で、「中国は金融業の対外開放を持続的に拡大する」と述べた。中国は銀行・証券・保険業への市場参入を外資に対して全面的に開放する動きを加速し、外資系銀行の業務範囲を大幅に拡大、外資系証券会社と保険仲介会社の業務範囲について単独で制限を設けないほか、信用情報の収集・信用格付サービス・銀行カード清算・ノンバンク決済の参入規制を大幅に緩和する。中国は外商投資起業の創業投資・投資会社設立に関する利便性を高め、海外投資家の上場企業への戦略的投資と国内企業買収に関する規定を整備。また、債券市場の対外開放を推進し、関連政策を整備、海外投資家が中国債券の投資と取引を円滑に行なえるよう条件を整える方針だ。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月29日




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