4月20日、北京の長安街に「一帯一路」をテーマにした花を配置する業者。第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムが25~27日に北京で開催される。
二つ目の驚喜は、人々の心の結束によるものだ。「山重水複路無きかと疑えば 柳暗花明又一村」。世界経済の下降期に、世界経済の「パイ」を大きくするのは容易ではなく、小さくなってすらいる。成長と分配、資本と労働、効率と公平との矛盾が一段と突出している。この時期に、ゼロサムゲームを行い、各国経済間の資金の流れ、技術の流れ、製品の流れ、産業の流れ、人員の流れを人為的に切断すれば、世界経済は「袋小路」に押しやられるだろう。経済グローバル化の抱える挫折を前に、中国は世界のために「一帯一路」イニシアティブを提供するとともに、実践する中でこれを世界中で広く歓迎される公共財にした。今や「一帯一路」国際協力サミットフォーラム、中国―アラブ諸国博覧会、アジアインフラ投資銀行(AIIB)、「一帯一路」グリーン発展国際アライアンスなど一連のトップレベルの会議、対話制度、国際組織が再び人々の心を結束させ、世界経済ガバナンスに驚喜をもたらしつつある。
三つ目の驚喜は、協力の緊密化によるものだ。各々の理想とするものを互いに認め合えば、世界は一つになる。生産力の発展と科学技術の進歩に従い、世界各地の民衆の結びつきは過去のどの時期にも増して緊密になり、世界も名実ともに「地球村」となってきている。「一帯一路」共同建設は国際社会の追い求める公正で平等かつ開かれた、あまねく広がるグローバル・ガバナンス体制に沿っており、人類の追い求める素晴らしい未来という共通の願いに沿っている。「一帯一路」は単なる重要な公共財ではなく、それ以上に世界各国の人々による人類運命共同体構築の重要なプラットフォームでありキャリヤーであると言える。報告はさらに、「一帯一路」が平和の道、繁栄の道、開放の道、エコの道、イノベーションの道、文明の道、クリーンな道になることを指摘した。これが「地球村」の住民が共に描く素晴らしい青写真に新たな驚喜をもたらすことは間違いない。
現在世界は大発展、大変革、大調整の時期にある。多くの問題と試練に直面しているが、時代の潮流と歴史の趨勢は依然として平和、発展、協力だ。第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの開催が、「一帯一路」建設に有意義な成果をさらに多くもたらし、より深く着実な措置によって、より広い範囲で人々がこの「3つの驚喜」を感じられるようにすることは予想に難くない。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年4月25日